エックスサーバーには「自動インストール」という機能があり、かんたんにWordPressをインストールすることができます。
ただし、さすがに「ボタンを押せば後は待つだけでOK」とまでは行かないので、エックスサーバーにおけるWordPressのインストール手順と注意点を紹介させていただきます。
(画面キャプチャーは2017年11月4日時点のエックスサーバーの管理画面で作成しています)
WordPressをインストールする流れ
エックスサーバーにWordPressをインストールするには、大きく分けて3つの手順が必要となります。
- データベースにアクセスするユーザ(MySQLユーザ)の作成(初回のみ)
- データベースの作成
- WordPressの自動インストール
MySQLユーザの作成(初回のみ)
まずは、データベースにアクセスするためのユーザを作成しましょう。一度作成すれば、あとは使い回し可能なので、初回のみ必要な作業となります。
ただし、1つ1つのWordPressに別々のデータベースユーザを設定するのも、セキュリティーを高めるうえではおすすめです。
エックスサーバーの[サーバーパネル]にログインしたら、ページ中ほどの
を選択
タブメニューの
※下記のキャプチャーでは過去に作成したデータベースの一覧が表示されていますが、エックスサーバーを契約直後は「データベースはありません」と表示されます。
自分の好きな「MySQLユーザID」と「パスワード」を入力して
をクリック
内容を確認して、
をクリック
新しいデータベース(MySQL)の作成と初期設定
それでは次に、新しくWordPressをインストールする用のデータベースを作成し初期設定を済ませましょう。
先ほどと同じMySQL設定ページに進んだら、今度は
を選択
好きなデータベース名を入力したら、文字コードで[UTF-8]が選ばれていることを確認したうえで
をクリック
内容を確認したうえで
をクリック
データベースの作成が無事に完了!
[MySQL一覧]に戻ると、新しく作成したデータベースには[ユーザーはいません]と表示されているはずなので、アクセス権未所有ユーザにさきほど自分が作成したデータベースユーザが表示されていることを確認して
をクリック
新しく作成したデータベースへのアクセス権の追加が完了!
WordPressのインストール
ここまでくれば、あとはWordPressのインストールをするだけ!
エックスサーバーのサーバーパネルの下の方にある
を選択
タブメニューのうち、
を選択
自動インストールが可能なプログラムの一覧が表示されるので、WordPressの
を選択
以下を参考に必要な情報を入力して
を選択- インストールURL
「wwwあり」「www無し」などのドメインと、WordPressをインストールするフォルダを入力 - ブログ名
自分のブログや会社名を入力(後で変更可能) - ユーザ名
WordPressにログインするユーザのID(後で別のユーザを作成可能) - パスワード
WordPressにログインするユーザのパスワード(後で変更可能) - データベース
先ほど作成したデータベースを利用
実は、データベースを自動で生成すれば、今回の記事のデータベースの作成や初期設定はやらなくて済みます。
しかし、自動でデータベースを生成する場合、データベースは半角英数字の羅列となり、「このデータベースは何に使ってるんだっけ?」と混乱する可能性・大。
もし将来的に、複数のブログやWebサイトの運営をする可能性があるのなら、後で見て分かるように自分でちゃんとデータベースを作りましょう。
内容を確認して
をクリック
しばらく待つと画面が切り替わるので、表示されたURLをクリック(WordPressのログインURL)
WordPressのログイン画面が表示されるので、ユーザー名とパスワードを入力して
これでインストールは完了です!お疲れさまでした!!
まとめ
2回目以降のWordPressのインストールは、データベースを作成して自動インストールのボタンを押すだけなので、慣れれば10分もかかりません。
ただし、めんどくさいからと言って、WordPressのアカウントを同じするのは絶対にやめましょう!
「このくらい大丈夫だろう」と油断していたら、アカウントをハッキングされて全部のWordPressを乗っ取られてしまった……なんてことが起きてしまったら、お仕事に重大な影響が出てしまいますからね。